巡り合わせが良かった

Photo by Danielle MacInnes on Unsplash

祖父母宅を片付けているということもあって、思い直したことが。

私のこれまでって、8割近くが好奇心にしたがってやってきて(あとの2割は運)、とっ散らかってはいるものの、自分で何とかやってきたと思っていたのだけど、巡り合わせがが良くって今があるんだよなぁ、と思って。

ものづくりの作家が身近にいた事とあって、小さい頃から手仕事には興味があったし、実際やっていた。
その頃からなんとなくだけど、作家になりたいなぁ、とは思っていた。

でも、思ってはいたけど本当になるとは思ってなかった。

親がサラリーマンだったこともあったし、祖父母もかなり苦労した話をよく聞かされて育ったので、お勤めして、年頃になったら辞めて結婚、子供産んで育てて…といくのが普通か、と子どもの頃から思っていた。
ので、振り返った今、そうなっていなくて私自身とってもびっくりしている。
(が、ほぼ後悔はしていない)

ターニングポイントらしきイベントを思い出して、違う人生もあったなー、とたまにその当時に想いを馳せたりはするけど、そこに戻ったとしても同じ選択をする自信があるので結局は今と変わらんか…と思う。

という感じなので、私としては現状に思う事はないのだけど、家族にとってこれで良かったのか?と思う事はある。

私がやってみたいと言ったことには出来る限り叶えてもらえたので、その点では非常に感謝しているし、尊敬している。
(この事のすごさに大人になってからわかった)

例えば、料理やお菓子作りに夢中になっていた時は一緒にやってくれるだけでなく、一通りのものを揃えてくれたし、裁縫に夢中になっていた時は作るものについてのアイデアや資料を探してくれた。
そこから進路を美容系にすると宣言したと思ったら、担任に進学せよと言われて、受験の直前に進学校に変える、という時も何とかなるように手助けしてくれた。
進学したら手仕事系のことはさっぱり忘れて理系の大学に進学し、理系の職に就いた時は、ちゃんと勉強したことを活かせる職に就いてくれたのでよし、としてくれた。
(ただし、つまづいた時は「自分で選んだんだから、中途半端にするな」と尻を叩かれてはいた)

そして、やむを得ぬ理由で転職したら盛大につまづいてしまい(職場に馴染めなくて鬱状態になった)、その時には今の作家業に繋がるチャンスも用意してくれた。
(師匠の工房に通っている人に連絡先を聞いてきてくれて、見学の交渉をさせられた。あの時の剣幕は今でもすぐに思い出せる…(爆))

自分でも自覚はあるんだけど、こだわりが強くて神経質なところがあるかと思ったら、思いついたら走り出すところもあるので、育て難かったであろう、と思う事もある。
(聞いてみると、想定外すぎて面白かった、と言うが私は信じていない(爆))
世間様を見て、その時々で、こうなって欲しいとかあっただろうな…と思うこともある。

やはり、家族も私が作家になって今みたいな状況になるとは思わなかったらしいので、「(作家業に繋がるチャンスの件を指して)あれはやらせるんじゃなかったと思ったこともある」と言われたことはある。
が、私が作家業をすることになって、手伝いで色んなところに行くことになり、色んな人に会うことになり、今は面白い方が勝るらしい。

という紆余曲折があり、私にとって作家業は私自身だけでなく、家族と師匠も巻き込んだ一大事業。
(私にとってはかなり優先度が高い)
何かしらの重大な支障が出ない限り、放り出すわけにはいかないし、作家業がなかったら今までもこれからもボーッと過ぎていくだけのものだっただろうな…と思っている。

作品を作ることで、転職してからの大小様々なつまづきは乗り越えられたし、その後に迎える、思ってもみなかったハードな生活もメンタルも身体も壊さずにやり切れた。
(祖父母の介護でフルタイムで働きながら、主婦業もすることになった。世の中の働く母親達は本当に大変だと思い知った…)
これについても、私が作家として歩いていられるのも師匠がしっかりと導いてくださったおかげだと思ってとても感謝しているし、作家業をすることで承認欲求やコンプレックスとかとも折り合いがつけられた。
色んな人に巡りあって、色んな世界を知って、視野が広がったとも思っている。

作品を作る事も、続けて行く事は思ってた以上に大変なので、そこに後悔する事はあるけれど(爆)

書いてみると今の私を作ってきたのは好奇心じゃなくて、(巡り合わせの)運だったな。

自分で切り開いてきた、と格好つけたかったのだけど、今の状態ではまだまだ格好がつかないのでこれからも頑張っていくしかないんだなぁと思っている。




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