ちょうどいい季節

ブローチ「無題」

個展のために作品を作っていることもあって、今週はいつもより多く蜜蝋をひき、蝋型も多く作った。

作り始めると予定外のものも作ってしまうので、間に合うか心配になる。

寒くも暑くもないこの季節は蜜蝋を扱うのにちょうどいい季節。

暑いと蜜蝋がダレてくっついたり崩れたりしてしまうし、寒いと力加減によっては割れてしまうので思うようにならなくてイライラすることも多々ある。

寒い季節でも、指先が温かい人はいいかもしれないけど、私は指先が冷えやすいので細かい細工をするときには特に、指を温めながらでないとここぞというときに割ったりして悲惨な目に遭うことが多い。

たまに泣きたくなる。

貴金属の溶接や切断などは作業スペースでないとできないけど、蜜蝋をひいたり蝋型を作るのは特別な設備はいらないので、その時々の気分で作業場所を決める。

今日はダイニングで作業をしていた。

夏場はダイニング、冬場はリビングのこたつで作業していることが多い。

ダイニングで作業していると、家族が覗きに来ては無言で去っていく。

作業スペースも開けっ放しだから、そっちにもよく来る。

気になるらしい。

それか、また何か作りたいものがあるのかもしれない。

昨年はゴルフマーカーを作りたい、と言い出したので作り方を教えたし、

今年に入ってからは、鋳造用に溶かしてしまう端材が面白かったらしく…

それを使ってブローチを作って、と言い出したので作った。

↑ホタル石という石をつけているので、暗いところで蛍光色に光る。

出しっぱなしにしていると、夜電気を消したときにびっくりする。

最初のうちは作業をしているところを見られていると、ソワソワしてしまって手が止まったりしてたけど、最近は慣れたのでそんなこともない。

ただ、作り方を教えたり、普段しないようなものを作るのは気にならないので頼んでくれていいんだけど、できれば個展が終わってからにしてほしい。